認知症予防のための食品 枝豆、ウコン、キクイモ
認知症は高齢化社会の日本では深刻な問題になりつつあります。
2025年には65歳以上の5人に1人が認知症を発症すると言われているのです。
そして認知症は高齢者だけの症状ではありません。
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40代や50代の若年性認知症も増加傾向にあると言われています。
認知症の原因は先天的なものや、精神的なストレスなど、様々な理由があげられていますが、ファストフードに依存するなどの食生活も大きく関係しているのではないでしょうか。
もし認知症が日頃食べる食品によって予防できるのであれば、認知症を予防する食品を取り入れることでいつまでも、元気で若々しくいたいものです。
ここでは、認知症予防になる食品をまとめておきたいと思います。
認知症予防のための食品成分
認知症予防のための食品 DHA、EPA(オメガ3)
αリノレン酸をはじめとするオメガ3脂肪酸は体内に必要なDHA、EPAを作り出し、悪玉コレステロールを減らす働きがあります。
悪玉コレステロールが減ることにより動脈硬化を予防、血をサラサラの状態にしてくれるのです。人間の脳は60%が脂肪でできていますので、よい脂肪をとることが大事になります。
■αリノレン酸
■えごま油
■亜麻仁油
■しそ油
■まぐろのトロ
■サバ
■アジ
■サンマ
■ウナギ
■鮭
■ブリ
■サバ缶
■ツナ缶
■オイルサーディン
DHA、EPAは熱に弱く、加熱によって食品から流れ出る性質を持っています。そのため、オメガ3オイルをサラダにかけたり、コーヒーに入れるなどの直接的な摂取がのぞましいでしょう。
またサバ缶などは、スープも一緒にとるようにすると、効率よくオメガ3を取り入れることができます。
ツナ缶のオイルも認知症の予防に効果のあるDHAやEPAが豊富に含まれていますので、捨ててしまうのはもったいないのです。
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認知症予防のための食品 ポリフェノール・ビタミン
ポリフェノールやビタミンは、抗酸化成分でガンの原因ともいわれる体内の活性酸素などの有害な物質が増えるのを抑制してくれます。
血をきれいにして、脳の活性化をはかりましょう。
■トマト
■玉ネギ
■アボカド
■ブルーベリー
■ブドウ
■ナス
■チョコレート
■うこん(ターメリック)
■ワイン
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認知症予防のための食品 トリプトファン
トリプトファンは必須アミノ酸のひとつで、脳内ホルモンを生成するため、感情をおだやかにし、質のいい睡眠をもたらしてくれます。
自律神経を整え、認知症の原因であるアミロイドβを抑制する効果があり、認知症予防には重要な栄養素です。
■卵
■豚肉
■牛乳
■ヨーグルト
■ナッツ(クルミ・アーモンド)
■チーズ
■バナナ
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認知症予防のための食品 葉酸
葉酸はアルツハイマーの原因物質である「ホモシステイン」を無害にする働きがありますので、積極的に摂取したい栄養素です。葉酸を多く含んでいるのは「レバー」になります。しかし一般的に「レバー」を毎日大量に食べることはしませんので、色んな食品から取り入れることが重要になります。
■レバー
■ウニ
■いくら
■納豆
■枝豆
■アスパラガス
■ほうれん草
■モロヘイヤ
■ブロッコリー
■緑茶
■キクイモ
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認知症予防のための食品 枝豆、ウコン、キクイモ
認知症予防の食事をする上で肉類や卵は、通常、足りなくなるということはありませんが、ポリフェノールやビタミン、葉酸は意識してとるようにしたい栄養素です。
中でも枝豆、ウコン、キクイモは不足しがちな栄養素をバランスよく含む食品になります。枝豆は冷凍でも出回っていますので手に入りやすいですね。ウコンはターメリックという名で香辛料として売られています。家庭でカレーを作る時など、ルーだけでなく、ターメリックも加えるといいでしょう。
キクイモはまだまだ一般的にスーパーなどで販売されていませんが、寒い時期には道の駅などで購入することができます。キクイモは身体の免疫の大半を担う大腸にとって、理想的な食品ですので是非、認知症予防の食事に加えてください。
個人的な感想になりますが、キクイモはあまりおいしいと感じる食品ではありません。そのため、多くの人がキクイモを食べることを続けられないことが多いようです。カレーに入れるにしても、結局「ジャガイモの方がおいしい」といったことになります。しかしながら、キクイモをおいしいと思って食べられる方法もありますので、どうぞレシピを参考にしてみてください。